
飯吉光夫さんってやっぱり凄いよ。ドイツ詩人を中心に米仏の名詩を選りすぐり、すべて初心者向けに平易で親しみやすいトーンに訳し直した、詩鑑賞の入門書。先生はパウル・ツェランが専門でかれの詩作ほとんど訳しているというのに、かれには微塵も触れない。(難解とされるからだろう。)唯ただ、ひとりでも多くの人に優れた詩編に触れて欲しいとの”詩愛”の極みか。しかも挿絵は、詩人によるイメージの差異を楽しめるようベテラン4人で分担してもらう編集力。
- 唐仁原教久(ヘッセ、ケストナー、ブレヒト、グラス)
- 東逸子(ボードレール、ランボー、カフカ、ホイットマン)
- 葉祥明(リルケ、ハイネ、そしてカバー・扉・目次画)
- 田渕俊夫(ゲーテ)
- 「おばさん」がいっぱい(執筆)三辺律子(『図書』岩波書店定期購読誌2021年4月号/本をひらいた時)
- 七万人のアッシリア人 ウイリアム・サローヤン(著)斉藤数衛(訳)現代アメリカ作家集上巻所収1971年初版
- 季(とき)間中ケイ子(筆)ほか/日本児童文学2021年3・4月号 特集25年後の子どもたちへ
- カフカらしくないカフカ 明星聖子(著)
- 雪の練習生 多和田葉子(著)
- 物理の館物語(著者不明)/小川洋子『物理の館物語』参照(柴田元幸編『短篇集』所収)
- 『還れぬ家』『空にみずうみ』佐伯一麦(著)
- 十一年目の枇杷(執筆)佐伯一麦(『図書』岩波書店定期購読誌2021年3月号/巻頭)
- もっともらしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2021年3月号/らしさについて考える④)
- 【続】フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い化面』小野正嗣(筆)NHK100分de名著
おお、わたしは難しくても飯吉光夫先生訳のパウル・ツェラン作品が読みたいぞ。



