いかにも昭和一桁生まれの漢気いっぱいの句集。各句に添えられた文句がまた親父臭い。
脱け髪冴えすでに我が身のものにあらぬ(昭和23)
釘抜くや炎天に穴ひとつ増える(昭和24)
日に焦げて産毛が痒し桃と腕(昭和38)
雪深くして瞳(め)の大き子が多し(昭和49)
いかにも昭和一桁生まれの漢気いっぱいの句集。各句に添えられた文句がまた親父臭い。
脱け髪冴えすでに我が身のものにあらぬ(昭和23)
釘抜くや炎天に穴ひとつ増える(昭和24)
日に焦げて産毛が痒し桃と腕(昭和38)
雪深くして瞳(め)の大き子が多し(昭和49)