読んでみたい短編小説があったのに、書店で売り切れ。これを機に(ダメ元で)思い切りよく定期購読を申し込んでみたら買えました。で、(満足した作品の記録は後日に譲り)敢えてアップしておきたいのがこの方。作家であり小児科でもある筆者のエッセー。二足のわらじを履く人だからこその新型コロナ対応に感服した。幼児にソーシャルディスタンスをどう教えるか、それを創作紙芝居『コロナくんどうなるの?』で実践。今回は、長年読み聞かせされてきた肢体不自由児病棟でのそれは休止中で残念だが、幼稚園での取り組みは見事に成功していた。
たしか年中さん、四歳児だ。「くっつかない」もわかってくれて、(地元のTV)アナウンサーが「どうしたらいいのかな?」とインタビューした時、「くっつかない!」と言いながら、イラストを真似て手を伸ばしていた。(中略)模倣動作のレベルで、象徴化には達していないかも。
ああ、『コロナくんどうなるの?』の実物を拝見したい。
最近の読書10冊
- 戦争は女の顔をしていない(著)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(訳)三浦みどり
- 徹底して戦争と死について書く(執筆)沼野充義(『図書』岩波書店定期購読誌2020年11月号巻頭)
- 夢の舟唄(德永民平詩集)
- わさびの日本史 (著)山根京子
- 国家への道順(著)柳美里
- 正義のゲーム理論的基礎(著)ケン・ビンモア(訳)栗林寛幸
- 社会契約論ーーホッブス、ヒューム、ルソー、ロールズ(ちくま新書)(著)重田園江
- 40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とす きくち体操
- スケール 上──生命、都市、経済をめぐる普遍的法則(著)ジョフリー・ウェスト(訳)山形浩生・森本 正史
- 多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書)