敬慕する小川洋子さんの短編小説に登場する一冊。掲げた写真(左)は文中描写にもとづいてわたしが作ったイメージ画像だから、書店サイトで検索しても存在しない。というのも、この短篇集の冒頭をかざるのがクラフト・エヴィング商會さんで、みごとなヘンテコオブジェを実作しての作品(タイトルは『誰もが何か隠しごとを持っている、私と私の猿以外は』)だから、小川さんの作品のために作ってみた。ご本人に見せたら一蹴されるかな、と阿呆な想像をするという副産物も産まれたので、わたしとしては一人満足。
『短篇集』収録作家:クラフトエヴィング商會/石川美南/戌井昭人/円城塔/小川洋子/Comes in a Box/栗田有起/小池昌代/柴崎友香
最近の読書10冊(予定を含む)
- EREWHON エレホン サミュエル・バトラー(著)武藤浩史(訳)
- 失われた芸術作品の記憶 ノア・チャーニイ(著)服部理佳(訳)
- 問いかけるアイヌ・アート 池田忍(編)五十嵐聡美・貝澤 徹・小笠原小夜・吉原秀喜・高橋 桂・中川 裕・山崎明子・池田 忍(著)
- 撤退の時代だから、そこに齣を置く(執筆)赤坂憲雄(『図書』岩波書店定期購読誌2021年1月号/往復書簡「言葉をもみほぐす」最終話)
- 絵本の本 中村柾子著
- 藤井聡太 すでに棋士として完璧に近い(谷川浩司筆・文藝春秋2021新年特別号所収)
- 石たちの声がきこえる マーグリート・ルアーズ(作)ニザール・アリー・バドル(絵)前田君江(訳)
- 国旗のまちがいさがし 苅安望(監修)
- ひみつのビクビク フランチェスカ・サンナ(作)なかがわちひろ(訳)
- あしたはきっと デイヴ・エガーズ(文)レイン・スミス(絵)青山南(訳)