だまされ屋さん 星野智幸(著)
たった一言がひとを動かすってこと、ある。作家・星野智幸さんが今日の新聞紙上「10年目の震災後論」で語っていたのは・・・ 何かを信じるとき、人は同時に疑っています。もし完全に信じていたら、信じているという自覚すらない。「信…
たった一言がひとを動かすってこと、ある。作家・星野智幸さんが今日の新聞紙上「10年目の震災後論」で語っていたのは・・・ 何かを信じるとき、人は同時に疑っています。もし完全に信じていたら、信じているという自覚すらない。「信…
畑中章宏さんの「子どもらしさ」考での引用紹介に触発されて一読したが、新たな知見がいくつもあって愉しかった。柳田国男さんの「七つ前は神のうち」説を胡散臭いと明言するだけなら誰でも出来るが(ほんとは畏れ多くて出来ないけど)、…
twitterで羊の本屋@hitujinohonya さんが紹介されていたのが心に残って、図書館の倉庫に眠る一冊を出してもらった。羊の本屋さんは子どもに向けて「助けは求めて」と言うことがしっかり書かれている本だと仰せだが…
期待はずれの「子どもらしさ」考だった。(期待値が高すぎたに違いないので筆者の責任ではない。)予想通り「七歳までは神の子」説を持ち出して、伝統あるいは近代の俗説かと述べておられるのは自然の展開だろう。宮本常一さんが書いた「…
恩田陸さんて仙台出身だったんだ。本書を手にした動機は「河北新報」の名に反応しただけ。東日本大震災の一年後に縁あって仙台・石巻を何度となく訪問するはめになって、自然とこの新聞社の名が耳に馴染んでいたという極めて些細なきっか…
ハンセン病の隔離政策を執拗なまでに廃止しなかった国、それが日本という国であることを我々は忘れてはいけない。今の政治家や国家公務員は前任者の悪行と言い放つかもしれないが、その時代から連綿とつづく政府に変わりない。組織の体質…
筆者は画家で肩書きに「川端道喜代表」とあるのだが、門外漢には「?」状態となる。川端道喜代なる人物の表バージョン、なわけはない。調べると京都の老舗和菓子店「かわばたどうき」とある。画壇の門外漢のつもりで書いたが大ハズレ。そ…
きょうも写真は扉。昔懐かしい、図書館の貸出票っぽいデザインだが、さりげなく添えてある「必ず期限を守りましょう。」の一文が謎めいて見えるのは深読みだろうか。そう思いつつ読んだ結果は…… 深読みだったみたい。それでも特別なメ…
著者の第2作。掲げた写真は表紙じゃなくて扉のウラと目次の見える見開きページ。扉の用紙が透過しているのがミソ。ウラから見ても「穴」は「穴」というだけの話。だから、その下にみえる著者名は当然、鏡文字状態。思いきって、この仕掛…
今日の愛媛新聞で、行政における法令違反実態の一部が報じられていた。氷山の一角と思えて仕方ない。 (1)犯罪被害者見舞金制度が死んでいる。2019年にこの制度を活用しなかった自治体が少なくとも126見つかったというもの。奈…