敬慕する小川洋子さんの短編小説に登場する一冊。掲げた写真(左)は文中描写にもとづいてわたしが作ったイメージ画像だから、書店サイトで検索しても存在しない。というのも、この短篇集の冒頭をかざるのがクラフト・エヴィング商會さんで、みごとなヘンテコオブジェを実作しての作品(タイトルは『誰もが何か隠しごとを持っている、私と私の猿以外は』)だから、小川さんの作品のために作ってみた。ご本人に見せたら一蹴されるかな、と阿呆な想像をするという副産物も産まれたので、わたしとしては一人満足。
『短篇集』収録作家:クラフトエヴィング商會/石川美南/戌井昭人/円城塔/小川洋子/Comes in a Box/栗田有起/小池昌代/柴崎友香
最近の読書10冊(予定を含む)
- 春の宵(著)クォン・ヨソン(訳)橋本智保/韓国女性文学シリーズ4
- アジの味(著)クォン・ヨソン(訳)斎藤真理子(頭木弘樹編『絶望書店』所収)
- ゆるく考える(著)東浩紀 (河出文庫)
- 他所者の神戸(執筆)尾原宏之(『図書』岩波書店定期購読誌2021年6月号)
- 実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル(著)鬼澤忍(訳)
- 「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ 長島有里枝(著)
- 未確認ハンバーグ弁当(作)日向理恵子/日本児童文学2021年5・6月号
- 雲と空のはざまで(執筆)大河原 愛(『図書』岩波書店定期購読誌2021年5月号/巻頭)
- お探し物は図書室まで 青山美智子(著)さくだゆうこ(羊毛フェルト)写真(小嶋淑子)装丁(須田杏菜)
- 三の隣は五号室 長嶋有(著)中公文庫