雑誌に書評コーナーは珍しくないが、肝心の本より紹介者の名前・コメント・イラストが目立っているシリーズは新鮮。今号では4人が1冊づつで、次の通り。
遠山秀子さん(山陽堂書店・東京都港区)1891年創業・・・「落ち着きのない60歳」。・・・・(てなふうに紹介者の紹介で始まるが、著書の紹介は氏名のみ。)
ものの名前が浮かんでこない。
『ど忘れ書道』いとうせいこう著
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前田隆紀さん(かもめブックス・東京都新宿区)かもめブックスのオープニングスタッフ。・・・毎日描いている適当なイラストがスタッフに好評でよろこんでいる。(・・・てな具合でお客に好評と書かないところがイイ。)
余裕を取り戻す。
『ボートの三人男』ジェローム・K・ジェローム著 丸谷才一訳
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森 花子さん(八戸ブックセンター・青森県八戸市)書店員ときどきイラストレーター・・・(大都会書店員の精鋭に伍して選ばれただけあって、すてきな店員さんなんだろう。)
色彩豊かな世界。
『こんにちは! わたしのえ』はたこうしろう作
・・・大人たちにこそ手渡したい絵本がたくさんあることを、書店員という仕事を通じて実感している。・・・
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草野理恵さん(たらば書房・神奈川県鎌倉市)・・・草野だけに、草ノートをつけています。
奇跡を見守る。
『惑星』片山令子著
私は、元気のないときはとことん落ち込むことにしている(・・・なんとまあ意表を突く書き出しだが、嫌みのない書きっぷりに好感。)
- 映画にしなければならないもの(INTERVIEW)瀬々敬久・佐藤健・阿部寛/キネマ旬報2021年10月上旬号
- 小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌/回顧展公式カタログ兼書籍
- シンポジウム「明日に向けて、何をどう書いていくか」日本児童文学者協会2021公開研究会/案内リーフレット
- 「ぞうもかわいそう」再びー『かわいそうなぞう』の虚偽(筆)長谷川潮/『日本児童文学』2021年9・10月号特集「伝える」を問い直す
- レイシズムを考える(編)清原悠
- 咀嚼不能の石(筆)古矢旬/『図書』岩波書店定期購読誌2021年9月号巻頭
- 読書の敵たち(筆)大澤聡/『図書』岩波書店定期購読誌2021年9月号所収
- 宵の蒼(著)ロバート・オレン バトラー(訳)不二淑子/「短編画廊 絵から生まれた17の物語」所収 (ハーパーコリンズ・フィクション)
- 木村素衞――「表現愛」の美学 (再発見 日本の哲学)(著) 小田部胤久
- たまごのはなし(作・絵)しおたにまみこ