敵中横断三百里
山中峯太郎著 大日本雄弁会講談社 1931年 【所感】 日露戦争の実話を題材にしたスパイ小説。太平洋戦争の戦前戦中(そして戦後も)に少年を虜にしたらしい。 当然のこととして古めかしい文章ながら、今読んでも、…
山中峯太郎著 大日本雄弁会講談社 1931年 【所感】 日露戦争の実話を題材にしたスパイ小説。太平洋戦争の戦前戦中(そして戦後も)に少年を虜にしたらしい。 当然のこととして古めかしい文章ながら、今読んでも、…
1986年刊。今(2017)から見ると古いのかもしれないが、国際化から取り残されている日本の民俗学が抱える問題を考察するために、「現代民俗論」勃興期に立ち帰って読みたい。 【内容】 現代民俗研究の分野に先駆的な鍬入れをし…
この本も高知の古本屋で買った。ご当地の名物校長として戦後の地方新聞を賑わせた溝渕忠廣先生の自伝。昭和20年9月、25歳の若さで小学校長に就任したが、平坦な道ではなかった。 ことさら紀元節を祝賀するなどしたた…
高知の古本屋で入手。限定250部のオリジナル・リト2点付・・・ではないのだが、その後造本された軽装愛蔵本1,000部の1冊。 これで十分たのしめる、おとなのための哲学絵本。 http://iss.ndl.g…
きのうの作者・藤沢周平について知りたくなって読んだ。 【内容】 直木賞受賞作「暗殺の年輪」をはじめ数々の名作を発表し続け、没後15年を過ぎてなお読者の心を惹きつけて止まない人気作家の生涯を、郷里・山形からの…
【内容】 子規が最もその才を愛したという長塚節。旅と歌作にそのみじかい生涯を捧げたこの稀有の人をえがく鎮魂譜 【所感】 歴史小説家として名を馳せた藤沢周平が 昭和19年、自身16歳で遭遇した短歌の作者 それ…
【内容】 広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカで暮すエスキモーや白人たちの生活を独特の味わい深い文章で描くエッセイ集。1999年刊。(単行本は1995年刊) 著者・星野道夫は発刊の翌年にアラス…
【内容】 E.S.ガードナー作品のなかでも弁護士ペリー・メイスンが活躍する記念碑的ミステリー第一作がこれ。作者自身が元弁護士として実に的確な法廷描写をしていることで有名。 邦訳としては何人目かの砧(きぬた)一郎訳本で昭和…
【内容】 東京・乗泉寺の御住職でありました碩学・川口日智上人の住職退任記念著作集。平成28年刊。若くに東洋哲学を研鑽された上人ならではの、仏教語の意味の歴史変遷講述は後進の勉強になる。 【評価】ーーーーー …
【内容】 詩にとって「自然」とは何か。季節の推移によって配列されてきた日本の詩歌集の自然観とはどういうものなのか。感性の根を 確認しつつ思想的主題に踏みこんだ画期的「歳時記」。 これは昭和53年(1978)発行の初版。新…