【内容】
詩にとって「自然」とは何か。季節の推移によって配列されてきた日本の詩歌集の自然観とはどういうものなのか。感性の根を 確認しつつ思想的主題に踏みこんだ画期的「歳時記」。
これは昭和53年(1978)発行の初版。新版では出版社が変わって表紙デザインも変わった。
【所感】
詩の評論が尋常じゃない。どんだけ詩人の作品やら人間関係を凝視してるんだ。そんな巨人吉本隆明の本を評するなんて、畏れ多い。唯、凄い。
機会があれば、『吉本隆明歳時記』精読の始終を綴ってみたい。
【評価】
★★★★★