twitterで羊の本屋@hitujinohonya さんが紹介されていたのが心に残って、図書館の倉庫に眠る一冊を出してもらった。羊の本屋さんは子どもに向けて「助けは求めて」と言うことがしっかり書かれている本だと仰せだが、幼い5歳のリサベットちゃんが助けを求めて叫ぶシーンに、絵は無いのだ。その場面でわたしは思ってしまった。わたしは(羊の本屋さんみたいに)幼児の気持ちになって読む心も亡くしてるし、そのシーンを描かないイロン・ヴィークランドさんの思いも汲み取れない、ただのオヤジなんだなあ、と。
でも敢えて記録しよう。絵本好きといいながら、子どもの気持ちを忘れてしまっていることに気づかせてもらえたことは、きっと幸いにちがいない。ありがとう。アストリッド・リンドグレーンさん、イロン・ヴィークランドさん、そして羊の本屋さん!
最近の読書10冊
- 迷子の魂(絵本)Olga Tokarczuk(作) Joanna Concejo(絵)
- 男らしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号/らしさについて考える②)
- 杜甫の作った冷やし麺(執筆)興膳宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号)
- 東洋堂古書目録 令和2年秋号
- しろいみつばち きくちちきの絵本(暮しの手帖Winter 2020-21 特別付録)
- 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか(角川選書)
- おふろでちゃぷちゃぷ 松谷みよ子(文) 岩崎ちひろ(絵)
- 宮津昭彦集 自註現代俳句シリーズⅠ期16
- 永遠の緑 浅田次郎著 KEIBA CATALOG vol.18
- 英語発達小史(岩波文庫)H.ブラッドリ著 寺澤芳雄訳