子どもが感じる「距離」井嶋敦子(筆)日本児童文学2021年1・2月号 創作特集ディスタンス

読んでみたい短編小説があったのに、書店で売り切れ。これを機に(ダメ元で)思い切りよく定期購読を申し込んでみたら買えました。で、(満足した作品の記録は後日に譲り)敢えてアップしておきたいのがこの方。作家であり小児科でもある筆者のエッセー。二足のわらじを履く人だからこその新型コロナ対応に感服した。幼児にソーシャルディスタンスをどう教えるか、それを創作紙芝居『コロナくんどうなるの?』で実践。今回は、長年読み聞かせされてきた肢体不自由児病棟でのそれは休止中で残念だが、幼稚園での取り組みは見事に成功していた。

たしか年中さん、四歳児だ。「くっつかない」もわかってくれて、(地元のTV)アナウンサーが「どうしたらいいのかな?」とインタビューした時、「くっつかない!」と言いながら、イラストを真似て手を伸ばしていた。(中略)模倣動作のレベルで、象徴化には達していないかも。

ああ、『コロナくんどうなるの?』の実物を拝見したい。

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