単に遠い暮らしを懐かしむだけかと思いきや、えええ~こんな時代だったのか? と隔世の感が際立つこと間違いなし。なかでも飛び切りおどろいたのは「スパゲチはうどんではない」という検証実験コーナー。CM要素はなく、主婦の目線で、何種類ものパスタを題材として扱っていて、当時はこの情報をもとに目新しいスパゲチに挑戦するひとが続出したのだろうと想像する。昭和はほんとうに遠くなってしまったと実感する。
- サン=テグジュペリ Saint-Exupéry R.M.アルベレス(著)中村三郎(訳)1998年改訂版
- においのカゴ 石井桃子創作集 大西香織(編集)
- 日本美術のことばと絵 玉蟲敏子(著)角川選書571
- 考える江戸の人々 自立する生き方をさぐる 柴田純(著)
- だまされ屋さん 星野智幸(著)
- 日本幼児史 子どもへのまなざし 柴田純(著)
- 雪の森のリサベット アストリッド・リンドグレーン(作)イロン・ヴィークランド(絵)石井登志子(訳)
- 子どもらしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2021年2月号/らしさについて考える③)
- ブリキの卵/この世は少し不思議 恩田陸(著)「タマゴマジック」所収・河北新報出版センター発行
- 分断を超えるハンセン病文学の言葉(執筆)木村哲也(『図書』岩波書店定期購読誌2021年2月号)