単に遠い暮らしを懐かしむだけかと思いきや、えええ~こんな時代だったのか? と隔世の感が際立つこと間違いなし。なかでも飛び切りおどろいたのは「スパゲチはうどんではない」という検証実験コーナー。CM要素はなく、主婦の目線で、何種類ものパスタを題材として扱っていて、当時はこの情報をもとに目新しいスパゲチに挑戦するひとが続出したのだろうと想像する。昭和はほんとうに遠くなってしまったと実感する。
- 春の宵(著)クォン・ヨソン(訳)橋本智保/韓国女性文学シリーズ4
- アジの味(著)クォン・ヨソン(訳)斎藤真理子(頭木弘樹編『絶望書店』所収)
- ゆるく考える(著)東浩紀 (河出文庫)
- 他所者の神戸(執筆)尾原宏之(『図書』岩波書店定期購読誌2021年6月号)
- 実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル(著)鬼澤忍(訳)
- 「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ 長島有里枝(著)
- 未確認ハンバーグ弁当(作)日向理恵子/日本児童文学2021年5・6月号
- 雲と空のはざまで(執筆)大河原 愛(『図書』岩波書店定期購読誌2021年5月号/巻頭)
- お探し物は図書室まで 青山美智子(著)さくだゆうこ(羊毛フェルト)写真(小嶋淑子)装丁(須田杏菜)
- 三の隣は五号室 長嶋有(著)中公文庫