アグネス・チャンさんの推薦文がなければ読まないものを。一番の被害者はアグネス本人だろう。コンセプトとしては面白いが、それだけ。こんなに悲しい童謡たち、こんなに怖い童謡たち、こんなに奇妙な童謡たち、こんなに艶っぽい童謡たち・・・・と挙げていても、大半は「そんな気がして」「さしずめこんなところじゃ」などという、特定の仮説に勝手な想像を膨らませただけの机上の推論ごっこに過ぎない。唯一、合点したのは童謡『赤い靴』だが、これとても北海道TV記者だった菊地寛(菊池寛じゃない)さんの著作と番組放映を紹介しただけ。自分の足で見つけ出したものなんて皆無?
ここに記録するのも恥ずかしいくらいの本だが、アグネス・チャンさんの言葉に籠もる誠意だけは本物。
いま、私も童謡を歌う機会が多いのですが歌の本当の意味を知り、一味も二味も違う歌い方になると確信しています。
アグネス・チャン
- サニーちゃん、シリアへ行く 長有紀枝(文)葉祥明(絵)黒木英充(監修)
- 江戸の空見師 嵐太郎 佐和みずえ(著)
- その白さえ嘘だとしても 河野裕(著)階段島シリーズ第二作 新潮文庫書き下ろし
- indigo+ 赤崎チカ(著)Time is Art シリーズⅢ
- 古書店主とお客さんによる古本入門 漱石全集を買った日 山本善行×清水裕也(対談)
- 暮しの手帖1971年夏号
- 八年後のたけくらべ 領家髙子(著)
- キャパとゲルダ ROBERT CAPA & GERDA TARO ふたりの戦場カメラマン EYES OF THE WORLD マーク・アロンソン&マリナ・ブドーズ(著)原田勝(訳)
- ウルスリのすず SCHELLEN-URSLI ゼリーナ・ヘンツ(文)アロイス・カリジェ(絵)大塚勇三(訳)
- まことに残念ですが… ROTTEN・REJECTIONS 不朽の名作への「不採用通知」160選 アンドレ・バーナード(編著)木原武一(監修)中原裕子(訳)