50,000回斬られた男福本清三さんが元日逝去されているのを今日の愛媛新聞コラム記事で知る。謹んで哀悼の意を表し唱題合掌。生まれ変わっても映画の大部屋・切られ役を望んでいたとか。この映画は故人の生きざまそのものを謳いあげた名作だ。偲びつつ今日はパンフを読み返してみた。脚本・プロデューサーの大野裕之さんのインタビューの一節がこちら。
---ご覧になった方に、どんな思いを伝えたいですか?
大野ちゃんも書いてくれた通り、「一生懸命やっていれば、どこかで誰かが見ていてくれる」ということですね。(中略)といっても、見てくれない方が多いんですわ、ほんまの話。でも、「誰かが見ていてくれる」というのを信じて欲しいです。
---今後の福本さんは?
今回の映画は、55年間の集大成ですわ。斬られ役冥利につきます。(中略)また元に戻ります。仕出し(エキストラ)が原点です。またこつこつ一生懸命やらせてもらいます。