藤井厚二建築著作集(全10巻)が昨年出た。かれの主著『日本の住宅』も収録されている由。もともと高額古書だから半分あきらめていたけれども、新刊著作集ならどこかの図書館で読めるかもと期待しはじめた。どうやら広島県立図書館なら館内閲覧限定で読めるということまでは判ったのだが、コロナ禍で不要不急どんぴしゃの閲覧には当面行けそうも無い。
環境共生住宅の、日本における原点ともいえる住宅を昭和初期の日本ではじめて手掛けた著者の、建物以上にわたしは著作に惹かれる。かれに関する読み物はちらほらあるにはあるが、やはり当人のナマの言葉に接してみたいのだ。
重文指定されたかれの住宅・聴竹居の写真はPinterestに少し集めて楽しんでいるところ。
最近の読書10冊(願望を含む)
- 迷子の魂(絵本)Olga Tokarczuk(作) Joanna Concejo(絵)
- 男らしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号/らしさについて考える②)
- 杜甫の作った冷やし麺(執筆)興膳宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号)
- 東洋堂古書目録 令和2年秋号
- しろいみつばち きくちちきの絵本(暮しの手帖Winter 2020-21 特別付録)
- 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか(角川選書)
- おふろでちゃぷちゃぷ 松谷みよ子(文) 岩崎ちひろ(絵)
- 宮津昭彦集 自註現代俳句シリーズⅠ期16
- 永遠の緑 浅田次郎著 KEIBA CATALOG vol.18
- 英語発達小史(岩波文庫)H.ブラッドリ著 寺澤芳雄訳