藤井厚二建築著作集(全10巻)が昨年出た。かれの主著『日本の住宅』も収録されている由。もともと高額古書だから半分あきらめていたけれども、新刊著作集ならどこかの図書館で読めるかもと期待しはじめた。どうやら広島県立図書館なら館内閲覧限定で読めるということまでは判ったのだが、コロナ禍で不要不急どんぴしゃの閲覧には当面行けそうも無い。
環境共生住宅の、日本における原点ともいえる住宅を昭和初期の日本ではじめて手掛けた著者の、建物以上にわたしは著作に惹かれる。かれに関する読み物はちらほらあるにはあるが、やはり当人のナマの言葉に接してみたいのだ。
重文指定されたかれの住宅・聴竹居の写真はPinterestに少し集めて楽しんでいるところ。
最近の読書10冊(願望を含む)
- 生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書)森岡正博著
- 霊と肉 山折哲雄著
- ほんとさいこうの日 レイン・スミス作/青山南訳
- 寝てもとれない疲れをとる本(PHP文庫)中根一著
- いなくなれ、群青(新潮文庫)河野裕著
- 幸せになりたければねこと暮らしなさい 樺木宏(著)かばきみなこ(監修)
- あの日からの或る日の絵とことば 筒井大介編
- 女性史は可能か UNE HISTOIRE DES FEMMES EST-ELLE POSSIBLE? ミシェル・ペロー編 (邦訳初版)
- 日本語の連続/不連続 百年前の「かきことば」を読む (平凡社新書)今野真二著
- 目利きの本屋さんに聞いてみた(暮しの手帖Winter 2020-21)