どうしてだか気になる絵本作家レイン・スミスの絵に引き寄せられて鑑賞した絵本。かれの描く少年はいつも、絶対に満面の笑みとか天真爛漫ではない、陰の部分をひきずっている。そこに大人は惹かれるのかも。背景・風景の色彩に魅せられるひとも多いだろう。明るい世界のようでいて陽気一辺倒じゃない配色の妙が空想と現実を股に掛けている風で、また印象的。
あと、原題のストレートな感じより邦訳の余韻がいいな。やっぱり日本人であることが嬉しくなる。
- 迷子の魂(絵本)Olga Tokarczuk(作) Joanna Concejo(絵)
- 男らしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号/らしさについて考える②)
- 杜甫の作った冷やし麺(執筆)興膳宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年12月号)
- 東洋堂古書目録 令和2年秋号
- しろいみつばち きくちちきの絵本(暮しの手帖Winter 2020-21 特別付録)
- 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか(角川選書)
- おふろでちゃぷちゃぷ 松谷みよ子(文) 岩崎ちひろ(絵)
- 宮津昭彦集 自註現代俳句シリーズⅠ期16
- 永遠の緑 浅田次郎著 KEIBA CATALOG vol.18
- 英語発達小史(岩波文庫)H.ブラッドリ著 寺澤芳雄訳