「沖縄核密約」を背負って 若泉敬の生涯
時の総理・佐藤栄作から密命を受けた国際政治学者の行動の軌跡、生きざまを克明につづる。 今、わたしのなかで沖縄(の影)がマイブームとなっている。 内容紹介 若泉はなぜ密命を受任し,凄絶な生涯をたどらなければな…
時の総理・佐藤栄作から密命を受けた国際政治学者の行動の軌跡、生きざまを克明につづる。 今、わたしのなかで沖縄(の影)がマイブームとなっている。 内容紹介 若泉はなぜ密命を受任し,凄絶な生涯をたどらなければな…
沖縄の詩人・比嘉加津夫の詩画集(昭和60年刊)。かれの詩集を図書館等で捜していたのだが、流通本ではないのでなかなか見つからず、古書店で入手。写真左が詩集本体で右は函。絵はおなじく沖縄の前衛画家でふたりの阿吽の呼吸が感じら…
今頃ようやく沖縄返還の舞台裏が見えてきた。まずその意味を確と受け止めたい。 一外交官の努力なんてものは、いうなれば公文書公開というハードルを越えなければ封印され続けていくのだ。そうした点から考えると、201…
昭和一桁うまれの骨太の爺だ。厭書家とはほんものの愛書家の異称にほかならないのだが、本に対して紳士で真摯なこの爺さんが発すると、なるほどと唸らされてしまう。読む時は、紫綬褒章とかいろいろ冠をたくさん貰ってなさる御仁であるこ…
全日本教職員組合(日教組から分離して出来た組合)の月刊誌。特集記事をどれくらい掘り下げているのか、今後の展望などを知りたくて予約・・・しておいたのに、ちっとも届かず・・・わすれたころにやってきた。 政策にか…
タイトルの邦訳「なぜ私たちは悲しい曲に惹かれるのか?」、そして表紙の美しさに惹かれて、ネットでサンプルを読書。ドイツの本だが英語だったので少し安堵。 著者はオーストラリアにあるシドニー大学の認知発達科学?の…
名だたる作家たちの文章をイメージさせるような文体もどきで綴った、いわばコント集だ。同じテーマでも、切り口がちがうと、それなりに面白いものになる証左といえる。 どれが一番おもしろいかと優劣を付けるほどのすぐれものでもないけ…
今日も木内昇の時代小説。といっても時代がさだかでない。 明治? 昭和初期? 異界に通じて不思議なものが垣間見える長屋を舞台にした小篇がいっぱい。 少年が体験したふしぎな話を、老婆はこともなげに 「そういうこともあるかも…
著者のおなまえを昇(のぼり)と読むと知ってから気になっていた作家。本格的時代小説を書いている。2013年刊行。 時代の空気がにおいたつような文章が光る。 書き出しがまた美しい。 ↓↓ 歩を進めると、足…
風邪引いて発熱してるときに手に取る本ではない。硬質でなおかつ600頁ちかくあるような本を。でも読みたくなるんだから仕方ない。(当然ながら読み切る体力は無い。だから本書のレビューはいずれまたあらためて、記したい。特に歌謡論…