ぜったいに おしちゃダメ?
幼児のための読み聞かせ絵本だから、いいとしをしたオッサンが読んで面白いかといわれれば、別に面白くない。この手の絵本で、おとなが読んでも笑えるようなのがベターだと信じるけどなあ。 これがアマゾンの(絵本)売り上げランキング…
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掲載の写真は、店頭の帯付き状態。この写真のインパクトは、著者内田良さん(准教授)が金髪だってところだろ。本人のいわく、「大学は自由の象徴」(ラジオ出演で言ってた)。パフォーマンス先生はメディア使いがうまいんだ。 &nbs…
実家で見つけた昭和56年の本。マイコンの標準搭載メモリーが100kバイトの時代。懐かしい。
寝床から起きようとしない男は、古今東西のどこにでもいそうな、だらしない奴だが、起きないことに徹するあまり妄想の世界に生きている。その意味では、いそうでいない希有の男の物語。 内容紹介 『小説の技巧』の作家の本領発揮! 初…
江戸に花開いた注釈の世界は何を意味するのだろう。注釈書の1冊1冊がもつ意味はいろいろあるかもしれないが、特定の古典について多くの人間が次から次と注釈を施す現象(ブームといってもいいかもしれない)は、オリジナル本の読み方を…
おもろは、歌謡の意で、さうしは草紙(そうし)の意。でも、パット見たら「おもしろそう」に見えなくもない。琉球王朝時代の早い時期に編纂された歌謡集(のいろんな意味で、新バージョンらしい)。 現代日本語訳併記で、…
谷川俊太郎(著) 新潮社2003年刊 内容(「BOOK」データベースより) 詩人はいつも宇宙に恋をしている。作者にも予想がつかないしかたで生れてきた言葉が、光を放つ。「夜のミッキー・マウス」「朝のドナルド・…
フィクションとしか思えないくらいの衝撃をうけた。終戦直後の沖縄は、一般に知られる日本の終戦直後とは次元がちがう。ナツコと呼ばれたシンボリックな女性を知らずして、沖縄は語れない。 内容(「BOOK」データベースより) 19…
政治を哲学するチャールズ・テイラーの著書を読んでみた。1992年刊行の『The Ethics of Authenticity』の全訳本。 ちょっと古臭いかなと案じたのは杞憂だとすぐわかった。近代以降の社会に拡がる不安の要…
戦中戦後の庶民生活の哀感を、自身の体験をベースに描いた作家、埴原一亟。 ほんと、知る人ぞ知るって感じ。 樺太からの引き揚げ者の物語にしても、戦後すぐの食料統制のありさまにしても、当時の市井の人間模様がやわらかな重みを持っ…