カマキリの雪予想
【内容】 「カマキリが高いところに産卵すると大雪」との言い伝えをていねいに観察・実証した表題作ほか、小学校の図書室で出会った子ども向けノンフィクションの思い出、秘境ブータンでの豊かな時間など、2005年に発表された味わい…
【内容】 「カマキリが高いところに産卵すると大雪」との言い伝えをていねいに観察・実証した表題作ほか、小学校の図書室で出会った子ども向けノンフィクションの思い出、秘境ブータンでの豊かな時間など、2005年に発表された味わい…
【内容】 テレビアニメ『正解するカド』 から生まれた、もう一つの「正解」。 衝撃のスピンアウトノヴェライズ 野崎まどが脚本を手がけたTVアニメ『正解するカド』のノベライズを依頼された作家は、何を書けばいいのか…
【内容】 最大の民主主義国家であり、多様な民族・言語・宗教の坩堝であるインドをまとめる価値観とは何か。緻密な哲学思想や洗練された文学理論など、高度に発達した「知の体系」は、いかに生まれたか。厳しくも豊かな自然環境がインド…
著者は新約聖書学者で、Wikiによれば、神を信じないクリスチャンを名乗っているらしい変人。 吉本隆明論のなかでも、実に細かく検証追求している点で一読に値するが、いかんせん、詩が好きでないとか「詩はことばに対する傲慢さ」な…
藤沢周平全集25卷の大半を読みもしないで、愛好家の著名人方の思い出話や思い入れのある文章を読んで、ファンの仲間入り気分を味わっている。 【内容】 全集25巻にそえて贈る一冊。稀有の作家が遺したもの、そのゆた…
今を読み解くキーワード集三浦展/著 シンプル族/クレジットカードを退会する/ワンランクアップからワンランクダウンへ/おさがりからおあがりへ/若い男性の主婦化と老若男女同一市場/中年男性のおうち化/表参道にいらつく/かまや…
図書館で藤沢周平作品にならんでいた。それだけの理由で手にしたのだが、表紙を見ただけで、呼ばれている気がした。本に。 【内容】 差出人にも、故人の名前にも、まったく心当たりのない香典返しの小包が自分宛てに届い…
山中峯太郎著 大日本雄弁会講談社 1931年 【所感】 日露戦争の実話を題材にしたスパイ小説。太平洋戦争の戦前戦中(そして戦後も)に少年を虜にしたらしい。 当然のこととして古めかしい文章ながら、今読んでも、…
1986年刊。今(2017)から見ると古いのかもしれないが、国際化から取り残されている日本の民俗学が抱える問題を考察するために、「現代民俗論」勃興期に立ち帰って読みたい。 【内容】 現代民俗研究の分野に先駆的な鍬入れをし…
この本も高知の古本屋で買った。ご当地の名物校長として戦後の地方新聞を賑わせた溝渕忠廣先生の自伝。昭和20年9月、25歳の若さで小学校長に就任したが、平坦な道ではなかった。 ことさら紀元節を祝賀するなどしたた…