著者は新約聖書学者で、Wikiによれば、神を信じないクリスチャンを名乗っているらしい変人。
吉本隆明論のなかでも、実に細かく検証追求している点で一読に値するが、いかんせん、詩が好きでないとか「詩はことばに対する傲慢さ」などと公言してはばからない御仁。
わたしは、あんたこそ傲慢と言ってやりたい。
吉本隆明さんは偉大な思想家であるが基本は詩人だったと、わたしは感じている。
WEBで本書を検索して出てくる表紙デザインはどうやら新装版なのか、わたしが読んだ版とはちがうようだ。わたしは、こっちのデザインが好き。