
わたしには理解不能の世界である。夏目漱石先生を筆頭に、神経質な読書人の皆さんは静寂でなけれな無間地獄にも等しい苦痛と感じるらしい。わたしの場合は、どれほど騒がしい場所でも、本を読み出したら本の世界に没入してしまう性(たち)なのでそうでない人びとの気持ちがよくわからない。(そんなわたしも睡眠の際は静寂でなけれな無間地獄と思うので、人それぞれだなあというくらいは感じている。)
ショーペンハウアーはこんなこともいっている。音になんら煩わされることもなく私の苦痛を笑う人間は、無感覚ゆえに思想も詩も芸術も解さない、頭脳の鈍い野蛮な奴らなのだ。
笑うしかない、本当に。大澤さんらから見てわたしなんぞは野蛮人らしい。腹立つどころか笑うしかない。きっと、自称読書人には、静寂必須人とか騒音無関係人とか、いろんなタイプの読書人がいるのです。実に愉しい世界だ。
最近の読書10冊(願望を含む)
- 縄文を創った男たち~信長、秀吉、そして家康~(上巻)by さくや みなみ (著), みづ (イラスト)
- 古い玩具 : 福田晋雑文集
- 風の生活 kaze no kurashi(佐々木幹郎詩集)
- 江古田文学63号●特集「天才 左川ちか」●日本大学藝術学部 発行
- お葬式 死と慰霊の日本史お葬式 (著)新谷 尚紀
- 内なるゲットー Le Ghetto intérieur (著)サンティアゴ・H・アミゴレナ(訳)齋藤可津子
- 森鷗外:於母影研究 (慶応義塾大学国文学研究会/編)
- マルジナリア(著)エドガー・A・ポオ(訳)吉田健一(創元選書135)
- 宝石の国 第1巻(アフタヌーンコミックス)
- 【続編/第3回を読む】Momo ミヒャエル・エンデ(NHK 100分で名著)


