ジェスミン・ウォードの最高傑作小説と絶賛しているアメリカ文学研究者・青木耕平さんの付録解説が、イイよ。
一番は、なんと言っても、イイ紙を使っている。(半分冗談。)
ウォードさんの境遇に始まって、小説家としての彼女の作品すべてに弟の死が描かれていると明かす。次いで、過去の作品を米国社会の姿とリンクして紹介し、本作を最高傑作と位置づけている。ネタバレは避けつつも、本作について読者からの質問に著者がいかに答えたかも記す。
葬られぬ者たちとは、誰なのか?
・・・無残な死に方をしたゴーストだけを指すわけではない。そこには生者も含まれている。