新内閣の話題であまり沖縄担当大臣のことが取り沙汰されていない気がして沖縄の戦後史関聯本を散策していて出会った雑誌。1958年4月創刊号から今に至るまでバックナンバーを購入できるって凄いよ。
毎号、ほぼほぼ表紙は女性の写真で飾られていて清々しく、時代も感じられるのに、本土返還記念号は。。。
内容は、まず時の首相佐藤栄作さんに始まって政治家のコメントがならぶ。そんな中、心に残るというか引っ掛かったのは、沖縄復帰準備委員会日本国政府代表大使であった 高瀬侍郎さんの言葉だ。県民に向けて「日本一の県をめざして」経済・文化の発展に努力するよう期待し、そうなれば「現時点で不可能と思われることも実現しうる」と語っている。高瀬氏はすでに故人。現状をどう思われることであろう。
また、それは政府代表の言葉なのだから、現行政府もまたその意思を継ぐものと理解するが、まかり間違っても、県民の努力不足だから仕方ないなどと発言する輩のいないことを祈る。