まだ誰も縄文土器を芸術のひとつとみなさなかった時代に岡本太郎はそこに現代に直結する日本を感じ取った。常に「今」の芸術、今の「伝統」を重視したかれは法隆寺が焼けてけっこうなどと叫ぶ。過去の残物を只ありがたがる名士(ととばれる者)をかれは裸の王様と笑うのだ。かれは実によく文化の歴史を探求していて、その上で残物を潔く棄ててみせる。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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