小説の断章をくみあわせたような、ふしぎな詩世界。瀬戸内にあったであろう設定の、ほんとは「無い島」なんだろう。実在の有無はどうでもいい。折口信夫さんの歌の一部を引いているとわざわざ断り書きされてあるのが、気になって仕方ない。古典のにおいを想像してほしかったのだろうか。あれこれ空想ふくらませてもらいました。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
https://nindo.junyo-snow.com/2021/08/06/utau2/
