なぜ世界は存在しないのか (講談社選書メチエ)

哲学とは何なのかを知らない人におすすめの一冊。著者は「新しい哲学」を提唱するっていってるが、わたし的には哲学者の数だけ新しい哲学があるとおもう。そもそも。。。って問い直す哲学の起点はその時その時の政治哲学に対する反発なんだね。そういう意味では(前から言ってるけど)政治哲学を学ばずに政治の現状を批評してるのはナンセンスだ。

 

哲学とは、と学ぶには良書だけど、難を言えば宗教を語る時に仏教も視野に入れてますって体裁をとってるものの、仏教のうわべだけで論じるなよって思う。(初歩的な)依正不二すら解ってないくせに。

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