ハンス・ヨナスを読む

こんな哲学者に会いたかったんだ。よくぞハンス・ヨナスを紹介してくれました。かれは母親をアウシュビッツ収容所で殺害されたユダヤ人ですが、それが彼をして新奇な神学を創出させ、稀有な哲学を展開させたと言えるのだ。

神がアウシュビッツに代表される悲劇を止めなかったのはなぜか。

神などいなかったからだ、というありがちな虚無的思想に陥らなかった点でどこか仏教的なにおいを感じてしまう。

 

古典的な西洋哲学が好きになれない人に、ぜひ読んでほしい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。