登山者のための法律入門

昔は問題にならなかった、というより問題意識がなくても問題なかった、のが実情だ。しかし近年、登山人口がふえたために、想定されるトラブルだけでも多々ある。ましてや想定外の事態に至る可能性だって決して低くない。

法律の出番となるのは、つまるところ人間対人間のトラブルに帰結するからなのだ。人間が大自然のまえに畏敬の念をいだきつつ足を踏み入れていた時代には対人間の問題に発展することは少なかったということだろう。

 

ひとつだけ例示するなら、

前人未踏の山にも所有者がいる、ってことだ。

 

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