レプリカたちの夜 (新潮文庫)

この新潮文庫の表紙絵が好き。新感覚のミステリー風小説だね。(ミステリーではない!)ドッペルゲンガーという名詞が出てくるまでが、どきどき感満載でSFか、あるいは新種のファンタジーかと期待させる。会話にドッペルゲンガーにまつわる古今東西の小説がばんばん出てくるあたりは、作者の文学オタク性癖かなとも匂わせたりして興味深い。でも100頁くらい読んだら先が見えてきて飽きちゃったので、短編でよかったんじゃないかな、わたし的には。

 

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