船に乗れ!〈1〉Auf die Schiffe,ihr Philosophen! 合奏と協奏

青春音楽小説として清々しい。著者の高校時代の体験がベースらしく、作中のチェロを実際所有しておられる。(盗難さわぎで話題を盛り上げたりもしたことあり。演出でないと思いたい。)

読む前から気になり、読み終わってもすっきりしないのはタイトル"船に乗れ"って表現。

船なんてまったく出てこない。比喩として理解できるなんてことは、だれにだってわかるが、もっと適切というか、かっこいいネーミングが出来なかったのか。三部作をよみおえたら腑に落ちるのかな。 

 

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