12歳のぼくが異次元世界にワープして、そこで世界と自分の謎のルーツをさぐるSFファンタジー。児童文学かなと思っていたら、案の定、中学生向けの新聞連載小説だった。壮大な時空を舞台に、ぼく・わたしは誰? どこから来て、どこへ行くの? みたいな素朴な問いにヒントをくれる物語。1990年の本なんだけど、その時代の日本の若者の漠然とした不安をなつかしむことができた気がした。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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