タイトルから判るように冤罪をテーマにした小説。というのは表面的(といったら作者には申し訳ないけど、適当な表現がその場で思い付かなかった)であって死刑制度の意味を問う面もすこぶる強い、といえるけれども、わたし的には「命を懸けるに値するものを持っているか」と問い詰められた佳作だ。一気読み。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
https://nindo.junyo-snow.com/2021/08/06/utau2/
