エッセイスト九鬼の文章の舞台裏を見せてもらった。哲学者と文人の二足の草鞋を履いていたかのように思っていたが、彼の中で真理探求と美追求は一つだった。
それはそれとして、一番興味をひかれたのは岡倉天心との重層的な人間模様がかれの思索の心底にある事実。天才は一人で天才になったのではなかった。因縁なくして人は生きられないのなら、その因縁を活かす生き方ができれば本望というものなのだ。
ああ岡倉天心の文も読まなければ。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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