わたしは不思議の環
数日前紹介の分厚い本『ゲーデル,エッシャー,バッハ』の著者ダグラス・ホフスタッターが認知科学のプロとして、万人にとっての「つかみどころのない私」について前著より努めて平易に書こうとした挙げ句、再度ぶあつい本を書いてしまっ…
旧(読書)
数日前紹介の分厚い本『ゲーデル,エッシャー,バッハ』の著者ダグラス・ホフスタッターが認知科学のプロとして、万人にとっての「つかみどころのない私」について前著より努めて平易に書こうとした挙げ句、再度ぶあつい本を書いてしまっ…
旧(読書)
スーパーマーケットの鮮魚売り場で、痛ましく見えてしまった鰊(にしん)の姿から生まれたという、わたしのお気に入りの詩一篇をまずはご紹介。 題・春告魚 そんなにも目を血走らせてまで 告げようとした春というのは …
旧(読書)
率直に言って、何がテーマなのかすらさっぱりわからんのに、おまけのフリした挿話群が読んでいて愉しい奇書である。きっかけは単純にエッシャーの絵と訳者柳瀬尚紀さんが好きだから、それだけ。柳瀬さんがこの書について「本や苦」なんて…
旧(読書)
哲学が量子物理学の領域に首を突っ込んで出来た一冊。本文はわずか40ページだが、付録としてのマヨラナの論文ほか一篇の数学論考(ジェロラモ・カルダーノ著)および解説が120ページもある。これってお得感があるようで実は無いのだ…
旧(読書)
死友と呼ぼうか。死神の類ではなく、まるで格別親しくもない友のように、そばに死がゐる青春。どの詩にもそんな空気が漂っている。かれ(堀田善衛)の生きた時代の戦禍を明示した作品はほとんどなく、なにげない日常風景のなかに&quo…
旧(読書)
童話作家のほかに多彩な顔を持つ庄野英二が自ら装丁・装画も手がけた回顧録は明治・大正・昭和にまたがる偉大な作家たちの群像劇そのものだ。坪田譲治・島崎藤村・井伏鱒二・佐藤春夫らとのエピソードに、時代の熱気を感じる。一番の驚嘆…
旧(読書)
ゲーテもシラー、ヘルダーリンも読んだこと無い人は大損だよ。まず本書を読んで思いっきり後悔しよう。著者相沢那織子さんの言う通り、名前はよく知っているのに肝心の詩をきちんと読んだことがない、そんな近寄りがたい偉人について、作…
旧(読書)
哲学とは何なのかを知らない人におすすめの一冊。著者は「新しい哲学」を提唱するっていってるが、わたし的には哲学者の数だけ新しい哲学があるとおもう。そもそも。。。って問い直す哲学の起点はその時その時の政治哲学に対する反発なん…
旧(読書)
文書記録とナマの臨場感。2方向からのアプローチがあればこそ、のほほんと報道を見聞きしてきた(わたしをふくめた)日本国民にインパクトを与えてくれる。ありがとう。 本誌掲載の写真はほとんどモノクロだが、ちょうど真ん中あたりの…
旧(読書)
芭蕉が聞いた音の世界を想像して、翁の俳句から開口母音の数量解析するなんてユニークな手法には驚いた。それでも総括してみると「あまりにも当然すぎる、平凡な結論」と冷めたまとめをしている。職業:作曲家、音楽評論家、音楽学者の柴…