神風(詩:みもとけいこ『アジアの多文化共生詩歌集 』所収)

昨日につづき詩歌集の一章(西アジア)から、今日は詩たちを読んだ。県外生まれで愛媛県東温市在住ってことも親近感わく要素。テレビのドキュメンタリー番組風の書き出しで描かれたイラクの神風。遠い世界のようで、風は黄砂とともに非日常をはこんで日本まで来る。詩の結びの3行が、記憶に刻まれる。

 

あの日から 洗濯物を 濯いでも

濯いでも かすかな悲鳴と

金属音が消えない



 

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