いうまでもなく有名な、宮沢賢治の悲壮的童話。ことさら再読したのは、松浦寿輝さんがこの話の読み方について、よだかを批評する主体にとどまっていないで、読み手は客体として批評されるよだかの身・立場に、どこまで近づけるのかと問うているのではないか、みたいな話をされていたからなんです。そんなこと考えながら読んだら、とても恐ろしいうえに、これを子どもに読ませていいのか、いや、読ませた方がいいのか、考えてしまった。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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