寓話としての出来映えはサッパリだ。未来への提言として理解できるが、面白くはない。唯一いいぞ、と感じたのは裏表紙にかかった帯の文字。「この本にも値段がついているのが、ちょっとだけ不本意です(苦笑)。……著者」。この一文を価格表示のそばに印字してればいいのに。図書館に納められたら、無しになる。さらにいうなら「苦笑」は要らないよ。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
https://nindo.junyo-snow.com/2021/08/06/utau2/
