夢の遠近法 山尾悠子初期作品選

話題の新刊『飛ぶ孔雀』を借りに図書館へ行ったけど貸し出し中だったので、作者の初期小説集を手にした。すこぶる個性的な文章、設定、展開で、なおかつすらすら読める。面白い。

町の噂ばなしを集めて廻る人間ども、登場する奇っ怪な体型のダンサーたち、登場キャラだけでも常軌を逸している。実写化不能と思わせつつ、小説としてはちゃんと成立しているところが秀逸。ああ、やっぱり最新刊が読みたい。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。