みんなの検索が医療を変える:医療クラウドへの招待

現代人の多くが、病気になったときネット検索をしている事実を医療に活かせないか。そんな発想から生まれた新しい医療への挑戦だ。一般人が素朴に調べている検索キーワードをビッグデータとして扱うことで、見えてくるものが結構あるのだ。インフルエンザの流行などもネット上の情報分析のほうが、医療現場の統計分析より早いのは事実だろう。

無論、素人の垂れ流す情報だからデマの拡散などとんでもないリスクもある。しかし、試みとしては新たな可能性をひらく希望がある。いうまでもなく本書はポジティブな側面に光を当てているにすぎないが、希望こそが人類の進歩向上のエネルギーの源なんだと実感する。



 

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