むかし絵ばなし―墨に生きる

むかし絵というジャンルがあるわけではない。かれ独特の絵の世界をそう呼ぶのだ。油彩画をかいていたが売れなかったおじさん画家が、戦後しばらくして朝日新聞の「東京むかしむかし」という連載のイラストを担当したのがはじまり。時代考証などかなり苦労したらしいが、みごとな独自世界を開拓するに至った、そんなおじさんに目を付けた御仁に敬意を表する。

 

内容(「BOOK」データベースより)

江戸・明治の庶民生活を掘りおこして墨絵で描いた「むかし絵」とその聞き書きや取材を縦横にまじえた、生きのいい画文集。

 

 

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