一体全体 (藤富保男詩集?)

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たぶん詩集に分類されるのだろう。ショートショートスタイルの詩文ページと線画作品のページとのコラボ と見ればよいのか、はたまた、作者の脳内イメージ具象化が時には言葉となり、時にドローイングとなって表出しただけのことか。おそらく読者が好きに分類すればいいに違いないが。

お気に入りの詩は、「何にいたしましょう?」

給仕はたずねた。「ドラマティックなものを一杯」と私。

給仕は左手に劇場をのせ、その屋上に

・・・・(中略)・・・・

「きょうはこれだけで、あとは予約になっています」

「ドライマティーニにしてくれ」と私。

 

 

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