後生に残したい昭和史の名著と人物

もしもわたしの好かん著者の本が一冊でも採り上げられていたら断じて読むまい、と心に誓って手にしたところ、実に期待を裏切らない好著だった。昨今、歴史好きの人間受けするような新説・珍説本が本屋の棚を埋めているのは、ある意味では愉しいんだけれど、やっぱり正統派を押さえておかないと、歴史そのものがたやすく塗り替えられてしまうような危機感を払拭できないのだ。

この本をよんだ後で、張作霖爆殺事件にかかわる新説著作を読んだら(信用しないけれども)、それはそれなりに楽しめた。満足。

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