一瞬の、永遠の、波打ち際(番場早苗詩集)#続稿

こんなことも出来るんだと感動する一篇。本の帯に引かれている詩の本體は上下二段組みになっていて、下段はかな書き。しかも、かなの「は」「ば」にはルビとして「波」「波‘」とある。(実物では、「波」に濁点。)これって変體仮名のさらなる変形版。

波は水であって唯の水ではないのだ。波の力は目に見えない風の體現。てな勝手解釈妄想を繰り広げても赦されるのが詩鑑賞のたのしみ。

 

またまた、あしたにつづく。



 

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