川端康成からの手紙を持っているという噂のあろ大叔父の旅に同行することになった主人公。そんな設定だけでわくわく。いくつもの小説が引用されつつ会話が繰り広げられていくが、川端康成の手紙のうわさの真実やいかに。……なんてことより気掛かりなのが、印字の濃度が諸所で変わること。濃淡の境に意味があるのかないのか、これって単なる印刷上のミス? ああ、ストーリーより謎。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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