夜更けわたしはわたしのなかを降りていく

昨秋出たばかりの詩集。タイトルに惹かれて手にした。読めば、閑かにすいこまれるような文章で、なのに熱いものが残る。

 

でも、とっても気に入らないことが.....それは装本。

表紙を開いて一枚めくると扉には「夜更けわたしはわたしのなかを降りていく」のタイトル。それをめくると、また「夜更けわたしはわたしのなかをおりていく」とある。その次もまた「夜更けわたしは・・・」。そのあと目次があって、その次にまた「夜更けわたしは・・・」の一行。しつこくて読むのが嫌になりそう。

 

内容紹介

水のらせん階段を降りていくと ひっそりと町が沈んでいる 「誰も行く人のない」道を辿るように、夜の底に幾重にも縫い込められた波の襞をほどいてゆく。巡り続ける思念の、静けさに宿る烈しさを記す、第5詩集。

 

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