アンゴウ ― シリーズ 日本語の醍醐味 (1)

坂口安吾の若いころの短編小説集。表題作のアンゴウは、安吾と掛けているのか? などど臆測しつつ読み進めることになるのだが、・・・終戦直後に巡り会った古書をとりまく戦死の友、彼の失明した妻。はたしてアンゴウの意味するものは。時代背景を巧に描きこんで計算し尽くされた真相・・・みごとな小説にじんとくる。

 

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