坂口安吾の若いころの短編小説集。表題作のアンゴウは、安吾と掛けているのか? などど臆測しつつ読み進めることになるのだが、・・・終戦直後に巡り会った古書をとりまく戦死の友、彼の失明した妻。はたしてアンゴウの意味するものは。時代背景を巧に描きこんで計算し尽くされた真相・・・みごとな小説にじんとくる。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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