つつじのむすめ (あかね創作えほん 5)

馬場早苗さんの詩に出てくる「つつじの娘」伝説にもとづく絵本。1974年の古い版を読む。(図書館のかたに頼んで書庫から出してもらった時、新しい版を薦められてびっくりした。わたしは古い方を読みたいタチ。)

もともとは民話であったものを松谷みよ子さんが再話として蘇らせたときくが、絵本として練りに練られた文(と丸木俊さんの躍動的な絵)には命が脈々と宿っている。WEBで感想文をいくつかのぞいたら、子供むけじゃないみたいな評がちらほらあって、それにも驚いた。たしかにエロ・グロの要素はあるけど、あからさまに書いてないし、娘の一途さと哀れが全体を覆っていて、こどもにも読ませたいとわたしは思う。

松谷さんの再話(の原型)を読みたくなったので、探索しよ。

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