中世の借金事情

数日前に『負債論』を読んだ衝撃が冷めやらぬうちに、わが家の本棚にあった本が目に留まる。いつ買ったかすら憶えていないし、内容も記憶にない。たぶん当時はさほど面白く感じなかったようだ。

ところが、今日はなんだか、ふふふ、という気分に。読むべき時節到来すって感覚なのだ。

 

日本にあっては古来債務者が保護されてきたのに、室町期にいたって債権者保護へとシフトしていった。現代の負債理論のはじまりだ。

 

日本の古代中世では借金の担保として不動産は禁止されていた、なんてね。現代の常識が人類永遠の常識じゃないことは自明。人類はどんどん賢明になっているのか? そこから問いたださねば。

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